リザルトレポート 第三戦 JAPAN OPEN Skateboard Contest Series in Gunma Presented by Monster Energy
2015.12.19
2015年12月12日(土)
JSF 第三戦 JAPAN OPEN
Skateboard Contest Series in Gunma Presented by Monster Energy
当初 11月15日 東京お台場 H.L.N.A. を会場に予定していていた第三戦。
当日の降水確率が高かった予報により敢え無く延期とし、会場を改めての開催となりました。
第一戦は、宮城石巻ONE PARK 第二戦は、大阪SWAG PORT SKATEPARK そして今回の最終戦は、群馬Trickster
エキスパートクラスには、各大会毎にポイントが与えられ、第1戦~3戦のトータルポイントより上位者は2016年2月開催のJapan National Championshipに参加できるということもあり、今回も今まで以上にハイレベルな戦いとなりました。
<公開練習>
<大会ルールについての説明>
ルールは下記のとおり
※ジャッジ3名
1本目 ライン45秒 各ジャッジ持ち点10点満点で採点 3名の合計点
2本目 ライン45秒 各ジャッジ持ち点10点満点で採点 3名の合計点
3本目 ベストトリック 各ジャッジ持ち点10点満点で採点 3名の合計点
4本目 ベストトリック 各ジャッジ持ち点10点満点で採点 3名の合計点
5本目 ベストトリック 各ジャッジ持ち点10点満点で採点 3名の合計点
以上の 5本のランの上位3本のポイント合計が順位に反映
エキスパート 優勝 池田大亮
最近の国内大会では必ず上位に食い込む実力派スケーター。身体もしっかり出来上がってきて力強いスケーティングをこなし、それでいて繊細且つ難易度の高いトリックもしっかりとメイク。バートで身につけた安定感を活かし、どんな場所でも高く大きく、そして速いスピードでパーク全体を攻めていました。45秒2本目はベストトリックレベルの難易度の高いトリックを連発。バーチカルクォーターのマックツイストから始まる彼のスケートラン、最後はR toバンクを逆走からのトランスファーハードフリップで締めました。
2位 白井空良
彼もストリートからミニランプ、バーチカルもこなすスケーター。前回の大阪SWAG大会でも2位と大健闘。ラン45秒でも安定の高難度トリックを連発。BSブラントスライドとBSスミスにて丸レールのフラット部分から全流しメイク、また最後のベストトリックで見せた超高低差BS180メロン・トランスファーtoミニミニランプも一発メイク。
3位 谷口昇太郎
石巻ONE PARKより三戦全てに出場、決勝進出を果たした彼。前回の大阪SWAG PORTでは3位の好成績。ランではメインとスイッチのコンビネーションで数々の技を繰り出し、安定感のある360フリップやBSフィーブルto 5-0レール全流し、カーブでのフリップBSテールスライド、スイッチビッグヒールなどメイク。ベストトリックではバンクtoバンクでのビガーフリップ、バンクからカーブボックスに360フリップto B/Sノーズスライドもメイク。
4位 池慧野巨
こちらも石巻ONE PARKより三戦全て出場、決勝進出。前回の大阪SWAG PORTでは見事優勝を果たし、今回のエキスパート予選も堂々の1位通過。ラン1本目では決勝進出者の中でも最高得点をマーク、バンクtoバンクのビッグフリップから繰り広げられる池ワールドに45秒は一瞬で過ぎ去る。レッジでのトランスファーBSスミスグラインド、バンクtoバンクの完璧なハードフリップ、クォーターでのノーリービッグスピン・ディザスター、ダウンレールでのFS・Kグラインド。ベストトリックではバンクtoバンクでのハードフリップ・リバートをメイク。
5位 根岸空
開催会場のTricksterライダーの根岸空。三戦全て出場で、今回はついにホームでの開催となった。華奢な身体でR toバンクでのモンスター越えJTエアーやインディ・ノーズボーンで大きな技を軽くこなし スタイルを出しつつ、バンクtoバンクでの360フリップやレッジでのFSノーズブラントやBSリップなどのテクニカルなトリックもメイク、ヒールフリップFSボードもメイク。リスクのあるビックトリックに果敢にチャレンジ。
6位 佐川涼
今回のベストトリック最高得点、スイッチFS360フリップをバンクtoバンクでメイク。R toバンクで高さのあるフリップインディ、トゥイーク、レールでのFSフィーブル、飛び出しバンクでのノーリーハード、レッジでのノーリーFS 50-50、バンクtoバンクでのハードフリップなどどんなセクションもこなすオールマイティーライダー。360フリップFSリップスライドも少しバランスを崩してしまったがメイク。
誰が勝ってもおかしくないハイレベルな戦いが繰り広げられたこのクラス。
4位~6位は各0.1ポイント差という僅差での結果となりました。
7位 寺内楓
レッジでのフリップBSテールスライドやレールでのフリップFSボード、バンクからのBS360やハーフキャブフリップなどのテクニカルなトリックをしっかりとメイク。
8位 小西 凛玖
Rを猛スピードで駆け巡るスタイル。R toバンクでのインディエアーやクォーターでのアーリーウープFSエアー、飛び出しバンクでの360ポップやレールでのFSボード。バーチカルの長い高さのあるビッグクォーターでFSノーズピックをメイク。
9位 吉川楓
JSF第一戦宮城 One Park優勝者。メイク率の高いフリップトリックとレールとの複合技で今回も攻めてきました。怪我した左手を庇いながらも大きなトリックにも挑戦。バリアルヒールやキックフリップ、バンクtoバンクでのキックフリップ、ハードフリップを綺麗にメイク。レールでのハードフリップBSリップもメイク。
10位 田中陽
パークからストリート、バーチカルまでこなすオールラウンダー。スタイルもオールドスクールからニュースクールまで織り交ぜて一人で色々なタイプの滑りを見せてくれます。クォーターではメソッド気味のタックニーインバートやサッドスタイルの究極レイバックエアーそして高さとスタイルのあるFSボンレス、ウォールハイクォーターでのロックンロールなどもメイク。怪我からの復帰戦でしっかりと自分をアピール。
11位 石塚拓也
北海道から3戦全て出場。予選ではクォーターでのFSノーズグラインドやクォーターでのブラントフェイキー・フリップアウトなどをメイクし2位通過、決勝ではレールでのトランスファーBSリップもクリーンでいながら豪快、Rやバンク、レールで素晴らしい滑りを見せてくれました。ベストトリックでも攻めに攻め、存在感をしっかりアピール。
12位 本橋暸
予選にて360ポップやノーリーヒールノーズスライド、レールでのフリップBSスミスなどで3位通過、決勝ではランで活躍しました。飛び出しバンクでのノーリーインワードやBS360、レールでのFSフィーブルなど綺麗にメイク。
参加スケーターもどんどんお馴染みの顔も増えてきて、回を重ねるごとに見せ方や作戦がさらに進化してきました。大会なのにまるでデモを見ているようです。この大会を通じて刺激し合い、スキルアップやコミュニケーションなど、大会結果プラスαの何かを得て頂ければ幸いです。
OPEN MEN 1位 戸倉 大鳳
持ち味のハイスピードスタイルでパーク全体を駆け回り、スタイルのあるR toバンクでのJTやレールでのトランスファーBSリップ&FSリップ、FSオーバーKなどを抜群の安定感でこなし優勝を飾りました。
2位 武田大輝
沢山のトリックを高いメイク率でこなし、レールでのBS&FSフィーブル、Bフィーブルto50やレッジでのBSブラントなど多彩なトリックを組み合わせていました。回し技も安定感抜群。
3位 加瀬 悠月
R toバンクでのエアーやレールでのFボード、Fリップ、レッジでF50-50やBSKグラインド、最後はBSフィーブルのレール全流しで終了。
4位 平野 海祝
得意のバーチカルを活かしてのルーティン。自分の長所をしっかりとらえ、自分のスタイルを貫く滑りに好感がもてました。
WOMAN 1位 中野 若葉
トリックスターライダーの中野若葉。パークを知り尽くした滑りでR toバンクやレール、バンクなどをこなしていました。バーチカルウォールでのロックンロールやレールでのKグラインド、バーチカルクォーターでのリーンtoテールなどで素晴らしい滑りを披露してくれました。
MC上田豪
ジャッジ 荒畑”145”潤一、小川元、荻堂盛貴、
DJ TAKUYA
photo by JSF TAKAO KON
今回ご協賛くださったMonster Energy、ELEMENT、NIKE、GoPro、inhabitant(敬称略 順不同)
そしてスタッフおよび関係者の皆様、また大会参加のためにここに足を運んで頂いた選手の皆様、会場を大いに盛り上げてくれた観客の皆さま、 素晴らしい時間を共有することができましたことをJSF一同 心より感謝申し上げます。