JSF Skateboard Contest in Niigata vol.2 2017 Report
2017.4.4
2017年3月26日、“新潟ストリートカルチャーの夢を見よう”というテーマに沿い、「けん玉」「ダンス」「スケートボード」を集結させた「CUT IN PARK 2」が万代島旧水揚げ場(大かま)にて催されました。
今回で2度目となる「CUT IN PARK」は、若者を中心とした沢山の人が集い、大きな賑わいをみせました。
スケートボードでは、前回から多少のマイナーチェンジを加えたJSF移動式セクションを使用し、“JSFストリートコンテスト”を開催。エントリー締め切り前に定員に達してしまい、当日エントリー枠も設けられないほど大盛況であった今大会は、総勢60名のスケーターの白熱したプレーが繰り広げられました。
エキスパートクラスで勝利を掴んだのは愛知県からのエントリー小鈴大和(こすずやまと)。 JSFストリートコンテストの常連の彼は今回のセクションをしっかりと活かし、大きくてスピードのあるトリックをガンガンメイク。JSFコンテストでの初優勝を飾りました。スピードと距離と勇気を必要とする「トランスファーレール系」を躊躇なく攻める小鈴はFSノーズブラントスライドやバックリップ・リバートなどをメイクし会場を沸かせ、キャバレリアルの高さも完成度もシンプルながら深い味わいを出していました。
そして2位は、群馬県からエントリーの根岸空(ねぎしそら) 。根岸も大会常連で、ここ最近の怪我後のコンテストでは一番の攻めを見せ、45秒ランでも難易度の高い安定感のあるトリックを多数メイク。45秒ラン2本目にて今大会ベストポイントをマークしました。レールでは、スイッチFS180・FSスミス・フェイキーや得意のヒールフリップFSボードスライドも炸裂。まだ若い彼の今後も期待です。
そして3位にJSF初出場の有馬昂希(ありまこうき)。カナダ・バンクーバー留学帰りの滑りをふんだんに見せてもらいました。大小のトリックを上手に使い分ける達人で、スイッチ・ビッグヒールや360ポップショービットなどオシャレなトリックもメイクしてました。
4位、静岡の若手、青木勇貴斗(あおきゆきと)はレールでの360フリップ・FSリップやスイッチビッグスピンボードスライドなどをメイクです。
5位は前回優勝者の池慧野巨(いけけやき)。いつもより若干ミスが目立った池でしたが、レールでのスイッチフィーブルやバンクtoバンクでのノーリーヒール、インポッシブルなど、別格の持ち味を出していました。
6位は予選トップ通過の渡辺雄斗(わたなべゆうと)。自分ならではのトリックを多数交え、淡々と連続的にトリックをこなしていく渡辺。予選で見せたBig ギャップでの全超えBS360は決勝では惜しい結果だったものの、レールでのフリップ5050や5050ボディバリアルアウトなどメイク。今後も攻めの姿勢でガンガンいってほしい選手です。
7位:戸倉大鳳(とくらたいほう)。レールでのキャブリップなどのトリックをメイク。攻めスケーターな彼は、今回も派手に転倒するもののすぐに立ち上がり、スケート再開。少々疲れ気味と感じましたが、挑戦への意気込みはいつもならではでした。
8位:戸倉万汰廊(とくらまんたろう)。キレッキレのフリップやオーリーが印象的で、ひとつひとつのトリックに独自のスタイルがあり、見る人を惹きつけていました。決勝は攻め攻めでメイクが少なくなってしまいましたが、今後も目が離せないスケーターの1人です。
他にも惜しくも決勝進出ならなかった中でも、45秒ランセクションでは吉川楓(よしかわかえで)や佐々木来夢(ささきらいむ)、佐川涼(さがわりょう)が高得点をマーク、ベストトリックでは末松蓮、永井輝波が高得点を叩き出していました。
子供から大人まで多数の方々にエントリーしていただいたオープンクラス。
優勝は松本浬璃(まつもとかいり)。レールでのBSフィーブルやFSリップスライド、Rではブラント・フリップアウト等、今後のさらなる成長に期待です。
そして2位、樋口眞徳(ひぐちまさと)、3位家原鷲(いえはらしゅう)と三重からのエントリー勢の活躍も素晴らしかったです。
2017年11月3日、万代島旧水揚げ場(大かま)にJSF移動式セクションが完成。
そして、この「CUT IN PARK」イベントにてオープニングを飾ったわけですが、大かま最後の日に再び「CUT IN PARK2」がイベントとしてが開催され、素晴らしいファイナルを迎えることができました。
ストリートカルチャーという繋がりを通し、皆様と一体になってイベントを盛り上げることができたことを、JSFスタッフ一同心より感謝致します。
そして、この大かまが素晴らしい施設となって再び誕生するのを心よりお祈り申し上げます。
— 2017.3.26 大会結果 —
エキスパートクラス決勝結果
1. 小鈴 大和 – 70.6
2. 根岸 空 – 69.5
3. 有馬 昂希 – 69.4
4. 青木 勇貴斗 – 67.4
5. 池 慧野巨 – 64.8
6. 渡辺 雄斗 – 60.8
7. 戸倉 大鳳 – 56.2
8. 戸倉 万汰廊 – 21.7
— expert 予選結果 —
1. 渡辺 雄斗 – 43.8
2. 小鈴 大和 – 43.4
3. 青木 勇貴斗 – 42.1
4. 戸倉 万汰廊 – 40.7
5. 戸倉 大鳳 – 39.3
6. 有馬 昂希 – 38.4
7. 根岸 空 – 38.2
8. 池 慧野巨 – 37.4
— 決勝進出ライン —
9. 永井 輝波 – 36.6
10. 佐々木 来夢 – 35.6
11. 末松 蓮 – 35.6
12. 柿谷 斗輝 – 34.8
13. 佐川 涼 – 34.6
14. 山附 明夢 – 33.8
15. 杉山 想真 – 33.4
16. 坂本 倭京 – 31.5
17. 斎藤 剛 – 30.7
18. 柿谷 季輝 – 26.5
19. 犬川 空汰 – 26.3
20. 吉川 楓 – 21.1
21. 寺内 楓 – 19.4
22. 星野 大喜 – 16.3
23. 斎藤 烈 – 15.9
24. 佐川 海斗 – 15.3
25. 太田 真史 – 15.2
26. 板倉 満 – 12.9
27. 高萩 翼 – 08.9
28. 鈴木 悠太 – 04.0
オープンクラス決勝結果
1. 松本 浬璃 – 50.8
2. 樋口 眞徳 – 44.3
3. 家原 鷲 – 43.6
4. 中嶋 暖 – 43.4
5. 熊崎 真波人 – 42.6
6. 高山 翔 – 40.1
7. 坂本 輝月 – 39.6
8. 佐々木 音憧 – 34.2
— open 予選結果 —
1. 松本 浬璃 – 34.4
2. 佐々木 音憧 – 34.1
3. 坂本 輝月 – 33.5
4. 熊崎 真波人 – 29.5
5. 家原 鷲 – 27.6
6. 高山 翔 – 26.3
7. 樋口 眞徳 – 26.2
8. 中嶋 暖 – 25.0
— 決勝進出ライン —
9. 佐藤 英毅 – 24.4
10. 藤森 真寛 – 22.3
11. 八島 心愛 – 21.9
12. 安達 柊介 – 21.5
13. 熊崎 海 – 20.9
14. 八島 璃央 – 20.1
15. 高橋 悠貴 – 19.8
16. 矢内 玖俐歩 – 18.6
17. 佐藤 舞桜 – 18.5
18. 伊藤 美優 – 18.2
19. 赤間 凛音 – 15.8
20. 佐藤 楓 – 15.5
21. 村山 美夏 – 15.5
22. 木島 すぐり – 13.6
23. 高橋 心音 – 13.6
24. 斎藤 空斗 – 12.1
25. 伊藤 凛音 – 11.2
26. 橋本 優真 – 10.7
27. 松田 啓来 – 10.5
28. 中村 勇吹 – 05.7
29. 尾形 初樹 – 05.6
30. 佐藤 蓮太 – 03.0
MC:上田豪
DJ: DJ PELOCA.
JUDGE : 荒畑潤一・荻堂盛貴・小川元
大会協賛:Monster Energy , ELEMENT , NIKE SB 、ムラサキスポーツ